※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
かぶせないための7つの法則とは次の7つです
1、問題は解決しなくていいい
2、相手のことはわからなくていい
3、「正しい」と思うことをするな
4、人は変わらなくてもいい
5、反省をしないこと
6、「願い」も「望み」も持つな
7、あなたの防衛本能をとれ
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法則その6
「願いも望みもつな」
F子は特殊な子供時代を過ごしてきました。
幼少時、家庭環境には恵まれず、いつも寂しい思いをして過ごしてきた記憶しかありません。
親や周りから、たっぷり愛された実感も記憶がありませんでした。
彼女は、大人になったら両親のような親にだけはなりたくない。
自分の子供には愛情をたっぷりと与え、豊かな家庭を作りたいと、そう思って生きてきました。
また、人を頼りにしても、人は頼りにならない。
そんな事もそんな子供時代を経験をしてきたためか、かなり自立心の強い人間になっていたのでした。
自分の考えをしっかり持ち、そしてそれをきちんと言う。
それでしか自分を守ることは出来ないと、そう思うようになっていたのでした。
自分の人生、人を恨みたくない。
人のせいで、自分の人生を自分の思い通りにならないようなことにはしたくない。
だからこそ、自分に起きる全ての出来事は自己責任であり、決して人のせいにしたり、人を恨んだり、人に依存した人生はすごさない
そう思って生きてきたのです。
そんな彼女だからこそ、どんな事もあきらめることなく、持ち前の頑張りでやり通してきました。
大人になり、かなり厳しい環境の仕事も、子育ての時期の家庭も、両方を努力と根性でこなしてきました。
どんなに困っても、人に頼ることなく、自分の睡眠時間を削り、自分の時間を削って、家庭と仕事のために全てを犠牲にしてもここは守ろうと、そう思って生きてきました。
そんな自分の生き方に、誇りさえ持っていたのです。
そんな彼女には、回りも一目置いていたし、夫でさえ彼女に口出しをする事はありませんでした。
そんなF子に、最大のピンチが訪れるのでした。
F子じゃ自分の考えで、子供を育て、部下を自分の子供のように思って育ててきたのでした。
子育ての一番手のかかる幼少期も過ぎ、仕事でも一番きつい時期も過ぎて、彼女はそこそこの地位になっていました。
時間的にも精神的にも余裕のない厳しかった時もを夢中で過ごしてきて
少し余裕も出てきて、自分自身を省みるそんな時が持てるようになったそんな時でした。