「私ってこんなにダメなんですよ」
「何を言っているんですか!あなたはこんなに素晴らしい!」
「そんな風には思えません。だって、こんな状況なんですよ」
「あなたは素晴らしい!満月そのものじゃないですか!」
「そう言ってくださいますが、でも、本当にこんなにダメなんですよ」
こんな押し問答をしていると、なんかかぶせているような気がします。
「かぶせ」と「満月で押し通す」の違いかが分からない
という質問をした方がいます。
そのとき、佐藤康行はこのように明確に答えました。
「かぶせ」は三日月を見て「丸くなきゃダメじゃない」と言う事です。
「満月で押す」というのは「もともと丸いのだ」と言っている事なのです。
ダメなものをよくするという発想じゃないんです。
スタートラインが違う。
三日月を満月にする道ではない。
ダメ人間を良くするという道のりではないんです。
みんな神様
全部神
ダメな人間はいない
むしろ小さな三日月のほうが隠れているものが多いので楽しみです。
全部出てきたらどんなになるんだろうって・・・!
隠れているものを発見することが人生なんです。
この話を聞きながら、押し通し方が中途半端だったな。
押し通し方がへっぴり腰だった事を反省しました。
佐藤康行が汗をいっぱいかきながら
「いいですか・・!あなたはこんなに素晴らしい!!」
そう話す場面を毎回、毎回、何度も何度も見ている。
そして、その佐藤康行を見て「凄い!!」と感動の涙を流したじゃないか!
だったら、そのようにやってみよう。
満月で押し通してみよう!
そう改めて決意する研究員でした。