※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
佐藤康行は動物が大好きで、タマという猫や鳩、そして有名なのは「ニワトリを飼う」ということをしていましした。
誰でも子供時代何らかの動物を飼った記憶があるかとは思いますが、佐藤の場合はここからも将来のための大きなヒントを得ています。
ニワトリが犬や猫のようになついた…という話は聞いた方もいらっしゃると思います。
毎日餌をやり世話をし、愛情を注いでいくと、ニワトリは羽根が真っ白でつややかになり、卵もどんどん産んだと言います。
まるで犬か猫のように佐藤になつき、「トートット」と呼ぶと、学校から帰ってくる佐藤の周りから離れなかったといいます。
小学校時代の佐藤にとっては、本当に可愛かった事でしょう。
しかし、ある時、その可愛いニワトリが佐藤の食卓に並ぶことになります。
佐藤は「人間としての矛盾」を感じたという表現をしていますが、人間は「いのち」を大切にしながらも、その「いのち」を食べなければ生きては行かれない動物です。
小学生の佐藤は、既にそんな矛盾を考えてしまう子供でした。
セミナーの時もこんなことを良く耳にします。
「堀の池のカモに矢が刺さっているのを見て、可哀そうと言っている人間が、焼鳥屋で焼き鳥を美味しい美味しいと言って食べている。人間のやっていることをこのような矛盾があるのです・・・」
そんな小学生であった佐藤の特徴は、勉強をまったくしない子供でした。
どうも、その当時から、誰かの考えを学んだり、取り入れたりしない子供だったようです。
しかし、今から考えてみると、現在の佐藤の誰の考えにも影響を受けず、独創的な発想や、オリジナル性あふれる感覚はなるほど!と、納得するものがあります。
佐藤はもともと、誰かの考えのもとに生きることをせず、全て、自分の周りに起きてくる事がらのの中から真理を追究する、そんな人間であったと思われます。