※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
テープを聞いていると、佐藤康行というひとはずーと同じことをひたすらやり続けている人だということがよくわかります。
何百人というひとに話している講演会の時も、たった一人を相手にしている時も、全く同じエネルギーで話しています。
また、お金を貰っているからとか、貰っていないからとかも関係なく、20年以上ずっと同じ姿勢でやり続けています。
私にしてみたら、20年以上の長きに渡り、時には体調の善し悪し、気分の善し悪しなどもあっても当たり前と思えるのに、全くどのテープを聞いても変わらない佐藤康行の音声には本当に凄いなぁと思っているわけです。
そう思った時、テープの中の話を一コマを思いだします。
それは、佐藤康行が定時制高校に通っている時代の話です。
佐藤は食堂から野菜の卸の部門へ出向していた時代の話です。
そこには、とことん厳しくてケチなトップがいたわけです。
しばらくして、佐藤は仕事をしながらその人の身の回りの世話をする役割になりました。
いわゆる一番近くで仕事をやっていたわけです。
ある時、その人から「大学に行かないか。お金を出してやる」と言われたそうです。
ものすごくケチで厳しい人なので、よほどのことがない限り、人にお金を出すなんて言わない人です。
「あんたは裏も表もない、ごまかしのない男だから・・・。」
佐藤にとって忘れられない一言になったようです。
やはり、佐藤康行という人は、ずーと昔からもともと「ごまかしのない男」であったんだということがよくよく分かったエピソードでした。
それも、自分自身に対して、絶対ごまかさないやり通す男だということが凄いと思うのです。
驚くのは、テープの中でむかし佐藤が「やる」と言っていたことが、今、形になっていることです。
やっぱり佐藤は「やると言ったら絶対やる人」であり、「ごまかしのない人」なのです。