※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
昨日は、YSコンサルタント主催「お客様重役会議」がありました。
そもそもこの お客様重役会議の発想 は、佐藤康行が「ドミンゴ」というお店を経営していた時に、佐藤が発想し、実際にやっていたことです。
その時代、佐藤は近所にこういう内容のビラを配りました。
今まで行った、飲食店に「文句」があったら、私が代わりに全て聞きます。どんなことでも聞きます。
「文句」を言いに来て下さい。
「文句」を言いに来て下さった方には、粗品とクーポン券を差し上げます。
本当に多くの方が、佐藤に近所の飲食店の「文句」を言いに集まりました。
佐藤は、その全ての「文句」を聞き、文句を言って下さった方に、ステーキソースとか、自身の店のクーポン券とかを、お礼にに差し上げ、佐藤自らは片っぱしから店の改善点にしていきました。
結果、皆さんが「ドミンゴ」の、そして、佐藤の大ファンになったという事があったのです。
その話を佐藤から聞いた、岡田社長は、「YSでも是非やらせて下さい!」と、佐藤にお願いして出来たのが、YSの「ユーザー」を「社外顧問」として迎え、ご意見を聞くという「お客様重役会議」なのです。
これは、通常とは全く逆の発想で、お客様がトップに言いたいことを言います。
「こんな意見がある」「これはやりにくい」「ここはこうしたほうがいいのではないか」などなど・・・・いろんな意見が出てきます。
それを、佐藤はじめ、岡田社長、三輪本部長がノートを取りながら、神妙に聞いています。
お席も、佐藤、岡田、三輪は受講生席に座ります。
そして、「ご意見番」が、主催者席に座る・・・という、一風変わった会議です。
真剣に聞いて貰っているのですが、緊張感もなく、どんなことでも言えるあの雰囲気は、「ご意見番」にとっても、大変楽しい時間となります。
しかし、この発想・・・・!
やはり佐藤ならではの発想だと思いませんか?
集まったメンバーも、つわものばかりなので、どしどし意見も出てきます。
そして、その意見を佐藤自らが真摯に聞き、内容によっては、その場ですぐに電話をかけて、指示が出たりします。
「お客様」の目の前で、即効、改善の結論がなされていきます。
「お客様」は自分の目の前で、改善されていく姿を見ているのです。
まさに、聞く姿勢。
そして、改善へのスピードたるや、舌を巻くほどです。
そんな「お客様重役会議」ですが、終わると佐藤を囲んで、お食事会になるのですが、その場は、スタッフも受講生も垣根のない、雰囲気になります。
それぞれが、ここへ至るまでには、それ相応の体験をしてきています。
多分、死にたいような苦しみの中から、ここへ至っているつわもの集団です。
普通だったら、なかなか、人に意見など聞いてこれなかった人だったかもしれません。(勿論、私を始めてとして・・・・・)
しかし、どんなつわものも、佐藤の前では「赤子のように、ぐぅーの根も出ない」という、様子を見るのは・・・・・
私にとって、たまらない、密かな楽しみでもあるのです。