※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
先日の「人は指一本触れなくても死ねる」の続きです
佐藤は暗闇の中、精神状態がおかしくなっているかと思えるほどの状態で、次から次へとくる問題に対応していました。
しかし、その時は訪れます。
ある時、佐藤の心のドアが開かれます。パタッ・・・パタッ・・パタッ・パタパタパタ・・・・・心のドアが開かれていきます。
と、同時にポ ンと魂が上にあがったという、経験をします。
この経験については、佐藤が2001年のテープで、このように語っています。
岩石の中にダイヤモンドがあるとしたら、岩石をパーン!と割ったら、中からダイヤモンドがピカッーー!!と光ったという感じ。
それは、エネルギーというか光が、全世界に飛んでいくという感じだね。
岩石が取り除かれるまでが、ドラマチックな奇跡を見た感じ。
ダイヤになってからは、奇跡そのものだから、それを実証していくだけだったね。
質問者「岩石というのは、佐藤康行にとっては何にあたるのですか?」
「岩石は、自己処罰だろうね。自己処罰がはずれた感じです。」「自己処罰は神を処罰することになるから」
「岩石を取るというこの作業については、そのことを一番わかっている佐藤康行が一番よく取れるでしょうね」
このように語っっていました。
さて、こうして佐藤の心のドアが開き、魂が上がってからは、佐藤はなんでもわかってしまうそんな人物になります。
その経験後、全てを「捨てて」生まれ変わることを選択していきます。
まず、会社を譲る人を探します。
ちょうど、絶対会社を潰さない能力のある人がいたので、その人に事業と社員を託すことにしました。
それからは、佐藤は創業社長でありながら、あえて、自分もその社長の下で、新社長に学ぶような態度を取っていきます。
「私はもう、何もわからない、ダメな創業社長」を装い、社員が佐藤よりその新社長を信頼するよう、パフォーマンスをします。
周りから見たら、惨めなダメ創業者と見えたかもしれないけれど、佐藤は、ただただ自分の天命・使命を果たすことと、社員の幸せを願っていたので、どんなに誤解を受けていても、気にならなかったと言っていました。
そして、その日が訪れます。
佐藤は知り合いの引越しのトラックに便乗させてもらい、身の回りのものだけを持って、前の事務所であった、新宿のビルの一室に引っ越します。
全てを捨てて、身も心も軽く、第2の人生をスタートさせます。
まさに、佐藤康行「捨てる哲学」実践編です。
その後、しばらくしたあるとき、道を歩いていたら、誰から「社長!」と、呼びます。
「あれ?自分か・・・?」と、振り返ると、以前の「くいしんぼう」の社員が、佐藤を呼び止めています。
「社長!この近くに店をOPNします。良かったら、見にいらっしゃいませんか?」
店に行くと、懐かしい社員が佐藤を囲みます。
佐藤は「みんな、すまなかったね・・・」と手を合わせると、社員は声を揃えてこういったそうです。
「何を言ってるんですか。社長!。私たちは社長が幸せになってくれれば、それが何より嬉しいことなんですよ。元気そうな社長を見て、私達は本当に嬉しいです」
佐藤はこの時、「救われた」そんな気がしたと、語っています。