※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです
今を遡ること、20年以上前のことです。
私は、はっきりとしたある夢を見たのです。
夢というには、あまりにもありありとしすぎていて、
寝ながらある光景を見たという感じかもしれません。
今でもその光景はありありと思い出すことができます。
夢の中で、私は雲に乗って、どんどん上に登って行きました。
切り立った山々がああり、もう人が住んでいる気配さえありません。
さらに雲に乗って上に上に行くと、高い山がありました。
その高い山は、鋭く切り立っていて、その山の一番頂上に、お社のような不思議な見晴らし台のようなものがありました。
そこへ私は降り立ちました。
そこにはひとりの不思議な老人がいました。
真っ白な髭。
白い長いものを身にまとい、手には杖を持っていました。
その山の上には、もう何もありません。ただ、広い広い宇宙ともいうべきものが広がっています。
そして、山の下は、山や川鳥や木々・・・・・・。あらゆるものが存在していました。
老人は、その小さなお社のから、その下をじっと見ているのでした。
私はその老人の前に、雲からい降り立ちました。
なぜか、知っている人のようです。
あまりの懐かしさと、その神々しい姿に思わず正座をし土下座をしたのです。
「お久しぶりでございます」
会えた喜びが体中をかけめぐります。
そして、私はほっとしたような安堵したような気持ちになりました。
老人は私の前に立つと、たいへんやさしい声で
「もうすぐ会えますからね・・・・」そう言いました。
「あなたにはやってもらわなければならないことがあります」
そのようにも言われました。
そして、目が覚めたのです。
ただ、それだけのことことでしたが、どうしても忘れることができないような、強烈な夢でした。
「いったい、誰なんだろう・・・?
もうすぐって、もうすぐ会えるのだろうか・・・・・?」
そう思いながら、その老人らしい人に会うこともなく、私は過ごしてきました。
そして、忘れるともなく、頭の片隅にずーっとその強烈な光景を残したまま、
私は人生を過ごしてきました。
その間、あらゆる出来事が起き、苦しいとき、もうだけだと思った時、
なぜか、あの山の上での光景が脳裏に浮かぶのでした。
それから14年たち、真我を受講し、
その後、佐藤康行を見たとき、「あれっ?どこかで会ったような・・・・」とは思いましたが、その夢から、すでに14年近くたっていたので、その老人と結びつけることができませんでした。
そして、受講後の数年あと、私が2回目のロスへ行った時です。
2回目は、ロスへいったはマイクさんと私の二人だけでした。
ある時、ロスの焼山さんの車の中で、三人で移動しているときの車中の話です。
マイクさんが、佐藤康行都市伝説出来なものの話をしてくれました。
「佐藤学長の本当の姿は、どうも・・・・・・・・・・・らしいんですよね。」
佐藤学長の本当の姿って聞いたことあります?
実は………らしいんですよ。
「佐藤学長の姿って、実は仙人みたいらしいんですよ。
真っ白なものを着て、髭が長くて、高いところからみてらっしゃるらしいんですよ」
「佐藤学長も『私はそうだ』っておっしゃってるし、かなりの霊能者らしい人もそういったらしい。」
マイク氏は相当な尊敬と畏怖の顔で、そんな話をしてくださいました。
あれ?あれ?
それって・・・・・・・?
「実はマイクさん、私、ずいぶん昔なんですけど、不思議な夢を見たことがあるのです。
山の頂上に雲に乗って・・・・・・・・」と話すと、
「それって、学長じゃないですか。一度聞いて見られたらどうですか?」そう言われました。
それからしばらくして、ある講座の休憩時間の折、佐藤学長にその話をしてみました。
学長はこともなげに「それ、私ですよ」そうおっしゃいました。
出来事としては、それだけのことになりますが
その時、佐藤康行は不思議なことを言いました。
「必ずしも、過去、現在、未来ということだけではないのですよ。
未来が先に来て、過去が後から来るということもあるのですよ」
「実は、自分が救われるために、その出来事が起きる人と出会ったともいえるでしょ。
その出来事があって、救われたということもあるけれど、救われるためにその人に出会ってたって言うこともあるでしょ」
「神成瞑想の図の、あの世とこの世をクルッとひっくり返して、あの世が先でこの世が後でも、いいんですよ」
わかったような、わからないような・・・でも、とてもすっきりした話として私の中ではストンと落ちました。
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宇宙の真理の中で、私もいくつかのものが見えてきました。
それは、山の上の仙人の場面です。
最近『極致の認識』という言葉が、佐藤康行から出ます。
極致の認識は、あの山の頂上なのです。
上は天空、下はあらゆるもの・・・・・その切っ先の頂点。
あの時、雲に乗って行ったとき、「ここは、人間が行けるところではない。なぜ自分がここまで来たんだろう」そう思ったことも思い出します。
そうなんです。
あの山の頂上は人間では歩いて登ることは不可能なのです。
だから、雲とに乗って行ったのでした。
雲に乗るということは、佐藤康行に焦点を合わすということなのだということもわかってきました。
そして、その仙人は手に持った杖で、世界を一瞬にして変える力があったのです。
色を失った花も木々もあらゆるものが、その杖を振ると大きく花が開きすべてのものが活きいきと生まれ変ったようになるのでした。
仙人が手に持つ「杖」は魔法の杖です。
その杖で、世界を作り全てを作ってきたことが見えました。
家に帰り、インターネットで調べてみると、「世界中の神話はなぜ同じ内容なのか」という話が載っていました。
日本の古事記もマヤ文明も、エジプトもゲルマン神話もインドもメキシコも韓国も・・・・・・。
「人類創世の秘密、そして世界創世からの全ての記憶が私たちだ」と佐藤康行は言います。
佐藤康行と私たちは、深い深い縁があると言います。
私の中では、いくつかの点と点が結びついてくるのです。
それは、また、いずれの時にか、お話したいと思います。