魂動

※この内容は、研究所が立ち上がる前の研究員個人ブログのアーカイブです


私には「母の形見の指輪」があります。
この指輪の不思議な縁の話は、以前のブログでもご紹介しました
この話は40数年前の話です。

4年半前に亡くなった母の葬式のとき、姉妹の誰からともなく「形見の指輪」のことが話題に出ました。
それほど、私たち娘にとって思いで深く印象深い話だったのです。

なぜなら、当時の母の価値観からは、そんな話が出てくることが不思議なほど
いつもの母と違っていたからです。
優しい目で私を見つめて、静かな物腰で「着物を残しても・・・・私の形見だと思って・・・」と
あのフレーズを語ったのです。

もし、本当に母が佐藤康行から指輪を買っていたとしたら・・・・・
たぶん、母は一番に泣いたに違いありません。
なぜなら、母は自分の実の母親を、小さいときに亡くして、幼少時に寂しい思いをしてきたからです。

きっと、母は当時の20歳台の青年であった佐藤康行の営業の言葉で
真我を開いたに違いありません。
そして、4人の娘のために4つの指輪を買ったのでしょう。

その母を通して、私は今、奇跡のように佐藤康行のもとにたどり着きました。
あのときの母とのあの一瞬。
あのときに私はすでに佐藤康行と出会ってたのかもしれません。

それが、きっと、初めて佐藤康行を見たとき「本物だ!」という、絶対の確信を持てたもとになっているのではないかと
そのように思うと、魂が感動するのです。

まさに、佐藤康行の造語「魂動」そのものです。

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