ある夫婦がいた。
私にはご主人が奥さんに長年、かぶせ続けていて、奥さんはご主人の長年のかぶせに我慢をしてきた・・・・。
そんな夫婦に見えた。
私以外にも、そこにいた人には、そう見えていたようだった。
誰が見てもそうとしか見えない場面だった。
同じ夫婦を見て、佐藤康行は言った。
「仲のいい夫婦だね。
ご主人はよほど奥さんを尊敬して愛しているんだね。
あの奥さんは凄いよ。プロ意識の高い人だね。
ご主人は優しい人だし良い人だからね」
えぇーーーー?!
一瞬、私はポカン???とした。
どう見ても、ご主人はかぶせて来た人にしか見えない私は、ポカン??とした。
そうなんだ・・・・。
学長にはそう見えるんだ。
「本当に学長にはそう見えるんですか?実は私にはこう見えました」
私の見え方を説明すると、佐藤康行はへぇーー??というような顔をする。
「なぜ、学長にはそう見えるんですか?不思議です」
「私のほうが驚きました。なぜ、そう見えるのか不思議です」
完全にかみ合っていない。
そもそも、同じものを見て全く真逆なのだ。
真逆からスタートしているのだ。
「ここまで真逆だと、私にはお手上げです」
佐藤康行は言った。
「だから、満月を前提にするんですよ」
「だから私は、大前提と言っているのですよ」
大前提・・・・・。
言葉は理解できるし、説明も出来る・・・・。
でも、私は満月を大前提にして物事を見ているのか・・・???
ここが本当にわかっているのだろうか・・・・?
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