若き時代の佐藤康行先生の有名な話があります。
それは、佐藤先生が、宝石を販売していたときの話です。
この話は、テープの音源となり、日本中に広まりました。
先日、この出来事について、ある方が質問をしました。
その質問に、佐藤先生が答えられた話が、あまりに驚愕でしたので、今日はそのことをお話したいと思います。
「私は、TのYさんに、売ろうとか、買ってもらおうとか、そんな風には思っていなかったのです」
「えっ?買ってもらおうと、思っていなかったんですか?
それはどういうことですか?」
「売ろうとか、買ってもらおうとかは、自分の都合でしょ?
そうじゃないのです。
相手が欲しくなるように、ただそれだけをやったのです」
「煙草に火をサッとつけたのも、車のドアをサッと開けたのも、相手の心を開いてもらうためです。
そして、信頼をもらいながら、ただひたすらに、相手が宝石を欲しくなるように、そのためだけに集中したのです」
「相手が欲しくなるためには、自分を変えるしかない。
自分の心を耕すしかない。
相手が三角なら、三角になる。
相手が四角なら、四角になる。
相手が買ったとき、それは鏡となって、自分の変化が写っていることなのです」
「自分の心を、相手に合わせて耕すことができる。
それが出来れば、誰にでも買ってもらえることができるという、そのことが分かったのです」
「ですから、私はどんな人にでも売るということが出来たのです」
何度も何度も聞いていた話のはずだったのに、これほど深い話だったとは・・・!
そして、佐藤先生は、若干20歳前半の若さで、そのようなことができていたとは・・・!!
佐藤先生の一つ一つの話。
その話は、どこまで行っても深い無限の深さです。
自分が求める分だけ与えらえる。
まだまだまだ・・・
まだ、求め方が弱ったんだな・・と、そう、気づかせてもらえました。
まだまだ自分の、佐藤先生への求め方の弱さを気づかせてもらいました。
さらにさらに、求め続けて生きたいと思います。
佐藤先生!
本当にありがとうございます!