今から13年前、佐藤先生は脳溢血で倒れられました。
その時は、介護度5です。
いわゆる寝たきりです。
実は、介護事業所の責任者資格取得のため、介護の勉強に通っていました。
息子の会社が、複数の事業所を開設しているため、責任者資格の持ち主は、何人でも必要だからです。
介護の勉強の中では、脳出血や脳梗塞の片麻痺の介護をテーマにした話がたくさん出てきます。
その介護の勉強の中で、初めて気が付いたことがありました。
そして改めて驚いたことがありました。
佐藤先生は、寝たっきりから車いす、歩行器、四点杖と、自立に向けてリハビリをしたという話を、時折されますが、佐藤先生ほどまでに自立できている人は、ほぼ皆無だという事です。
そして、そこまでの努力たるや、尋常ではなさそうだという事です。
たぶん、佐藤先生の話から想像するに、普通だったらせいぜい車いす生活。
もしくは、足の装具と杖の生活。
一部介助を受けながらの生活になるのが、ほとんどです。
でも、それでもここまで行ければ、結構、頑張った人なのです。
しかし、どうでしょう!
佐藤先生は、今、この病気からしたら、奇跡のような姿です。
介護の勉強を進めれば進めるほど、ここまで回復されている佐藤先生の凄さ。
その努力は、たぶん、想像を絶するものであったであろうと、心から思いました。
復帰講演会での第一声
「還ってまいりました!」
そう、涙しながら佐藤先生を慕い待つ受講生の前でおっしゃいました。
そして、「神運」なのだと言われました。
たぶん、このひとつをとっても、ドラマになるくらいのストーリーです。
佐藤先生は、ひょっとしたら、私たちのために、あえて、今の姿でいてくださっているのではないのか。
真我を追求したい私たちのために、真我を追求するという事の意味を、肉体を通してわからせて下さっているのではないのか。
そんな風に思え、感謝で胸がいっぱいになります。
「神・佐藤康行」が、「肉体・佐藤康行」を通して見せて下っているもの。
そのミラクルストーリーの、数限りない話の中に、また、研究員にとっての新たなミラクルストーリーがひとつ加わりました。
佐藤先生。
ありがとうございます!