佐藤康行『ワールドツアーでの奇跡』⑥ ~絶体絶命!ピンチです~

昨日は、グランドキャニオンでの信じられなし奇跡の話でした。
(佐藤康行『ワールドツアーでの奇跡』⑤ ~雲の隙間から光が!編~)

今日は、さらに、驚くことが起きたという話になります。

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翌日は、グランドキャニオンから次の地へ向かう日です。

 

ホテルで朝の食事をとっていると、ホテルのマネージャーがマイク氏に不思議なことを言います。

「あなたたちは、今日の8時前のバスで、出発するんですよね?」

「いやいや、違うんだ。8時前じゃなくて、9時だよ
スケジュールは、確かに朝の9時出発となっています。

 

スケジュール通り、9時のバスにみんな乗り込みました。
しかし、マイク氏は「何故、あのマネジャーはあんなことを聞くんだろう?」と、気にしながら、乗り込んだのです。

空港までの30分のバスの中で、気になったマイク氏は、今一度飛行機の時間を確認しました。
そして、とんでもない事に気が付いたのです。

「あぁ あぁ!!ーーー(心の中で絶句)」

 

ホテルのマネージャーの言っていた事は、正しかったのです!!

1時間間違っていたことがわかりました。
スケジュールの時間、そのものが間違がっていたのです。

マネージャーの言うとおり、8時前のバスに乗らなければ、飛行機の出発時間には間に合わないのです!!

 

マイク氏は、空港へ向かうバスの中、ひとりで焦りました。
この事を、楽しそうにバスに乗っているツアーの皆さんに知られず、密かに何とかしなければ!!

急ぎ、携帯で空港へ連絡をします。

「実はこうこうこうで、飛行機に間に合わない。」と事情を必死に説明し、「ついては、次の飛行機があるだろうか?」と聞きます。

「次の飛行機はない。その次もずっと一杯であなたたちが乗れる飛行機は無い」との空港からの解答です。

 

グランドキャニオンまで戻って、宿泊をしようと思い、ホテルを探すけれど、グランドキャニオンも一杯・・・・。

近くのホテルで、どこか泊まるところがないかと、あちこちを探すけれど、どこもかしこもホテルは満室です。

 

マイク氏の苦悩を乗せて、そんなことが起きているとも知らうに、超楽しんでるツアー参加者を乗せて、バスだけは順調に空港へ向かっています。

マイク氏はこう言われました。
「私ね、あの時こそ、バスの中でひとり、絶体絶命だったですよ」

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ところが、とんでもない奇跡が起きたのです!!

その奇跡は、明日です。

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