私たちは「わかってくれない」と、そう思う事があります。
家族がなかなか「わかってくれない。」
愛を伝えようとしているのに、相手は「わかってくれないんです。」
そのように思う事があります。
なかなかわかってくれないと思うと、感情的にもなることがあります。
その事について、先日、佐藤先生はこのようにお話しくださいました。
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相手は「わかってくれない」のではなく「わからない」のです。
「わかってくれない」のと「わからない」のでは違うのです。
あなたの相手も、あなたの回りも「わからない」のだ。
あなたも、相手が「わからないこと」が、わからないだけなのです。
わからない同士なのです。
わからないだけだから、感情的になる必要はないのです。
大切なことは、「真理」か「真理じゃないか。」
それだけなのです。
真理は誰でもわかるのです。
あとは表現の仕方です。
上から何かをわからすことでもないし、学ばせることでもない。
真理はすでにあるものです。
そこに「わかってくれない」とか感情が入ると、違う思いになります。
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事実、佐藤先生は、イブニングセミナーの時に、このようにされました。
当日、祖母に連れられて参加した高校生の方は、最初、やる気が無いように見えました。
ワークでも全く手を挙げられませんでした。
その時、佐藤先生は、こう思われたのだそうです。
彼女に私は「私には通用しないわよ。」
そういわれた気がしたのです。
彼女は、私の先生なのだ!
そう思ったのです。
私はスイッチが入りました。
彼女には、この言い方ではわからないのだ。
だったら、もっとわかる言葉で!
もっとわかるように!
終わりごろには、彼女は手も挙げたし、みんなと一緒にワークへも参加してくれました。
おかげで、セミナーも相当深くなりました。
佐藤先生は、ここまで謙虚なのです。
この姿から、我々が学ぶべきことは山のようにあると、そう思いました。