ALSという、難病の方の介護に、アシスタントとしていってきました。
彼はまだ30歳代という若さ。
某有名な東京の地域の、某有名タワーマンションにお住まいです。
彼のマンションに行くと、彼が発症前、いかに頑張ってきた人生なのか、うかがい知ることが出来ます。
彼には、美しい奥様と可愛い小さなお子さんが二人います。
お兄ちゃんはたぶん4歳くらい。
弟さんは、まだお話が出来ないので、2～3歳くらいかと思われます。
もし、発病しなければ、今、誰もが納得せざるを得ない、ある意味、夢に書いたような幸せな家庭だったことでしょう。
しかし、本当にそうなのか？
はじめて彼に会い、彼と接触しながら、研究員はいろいろなことを考えさせられました。
彼は今、呼吸器をつけているので会話は出来ません。
意思の疎通は、今、何とか動く目の動きでパソコンを操作する文字と機械から出てくる音声です。
一文字打つのに、10秒位かかります。
その、目でのパソコン入力で、彼が一人っ子だという事。
彼のお母さんは、小さいときに亡くなっているという事。
そんなことを伝えてくださいました。
彼の介護は、24時間365日に近い介護生活です。
我々以外にも多くの介護の方のサポートで、彼の家庭の生活は成り立っています。
彼にも、彼の家族も、常に他人が家の中にいることを受け入れなければ、生活は成り立ちません。
さて、私は今から何をどうやって行くのか？
人間には、この難病の原因も治すことも元に戻すこともできません。
何ひとつ、出来ないのです。
真我しかない。
一番真我に近い人。
そう佐藤先生はおっしゃいます。
今、その証明をする事を、神様からプレゼントされた。
私にとっての「真我の実践」であり「真我の拡散」です。
