叱っても褒めても「満月」~佐藤先生の忘れられない、神対応~

佐藤先生は、全く不思議です。
人によって、対応の仕方や注意の仕方などが全く違っているという、そんな体験をしたことがありました。

しかし、どちらも満月対応だったという、そういうわかりやすい話です。
今日はそんな話をブログでご紹介てみたいと思います。

 

今から数年前、佐藤先生はAという方には、常に厳しく接しられ、Bという方には、常に優しく接しられていうように見えたことがありました。
その接し方があまりに違うので、その理由がわからず、とても不思議でした。

研究員には、佐藤先生はAさんが褒められることをしても、褒めず、Bさんが注意されることがあっても注意されない。
そう見えたのです。

一般に、誇張していうなら、Bさんにえこひいきしているともいえる対応に見えたのです。

佐藤先生に率直にお尋ねしました。
「佐藤先生は、どうしてAさんにはそこまで厳しくされるのですか?」

 

佐藤先生はキョトンとされた顔をして
「私、Aさんに厳しくしてますか?」

研究員は重ねてこう言いました。
「はい。Bさんに対しての対応と全く違います」

佐藤先生「Bさんには、私はどんな風にしてますか?」

研究員「Bさんには、何を言っても叱ることは無く、常に褒めていらっしゃるように感じます」

佐藤先生は、意外な顔をされて「へぇー」という感じで、こう言われました。
「そうでしたか。そんな風にしていると思っていませんでした。」と、そこにいたAさんにこう尋ねられました。

「Aさん、私、あなたに厳しくしているかね?」

Aさんも不思議な面持ちで、こう答えられました。
「私、そんな風に感じたことはありませんでした。」

 

そして、少し考えて佐藤先生は、研究員のこうした愚問にも、誠実にこうお答えしてくださいました。

「もし、そんな風に厳しく言っているとしたら、Aさんの力はこんなもんじゃないと思っているからでしょう。

Aさんはかつて、〇〇〇のような大きな仕事をしてくれていました。
とてつもない能力を発揮してくれていたのです。

それを思うと、今の力は、そんなものじゃないだろう。あなたの力は、もっともっとあるだろう!
そう思っているから、厳しくしているのだろうね。」

続けてこんな風にも言われました。

「Bさんは、ああ見えるのですが、意外と繊細でナイーブで、私が叱り方次第では、心がポキッと折れてしまうところがあるのです。
だからでしょうね。」

 

Aさんも、Bさんも、自分が厳しくされているとか、優しくされているとか、全くそんな風に感じることさえなかったという感じでした。

 

まさに、完全完璧な満月対応。
佐藤先生は、意識しなくても自然にそうされているのだ。

そして、される側も、一番自分の力を気持ちよく発揮できる対応を、佐藤先生にしてもらっているとさえ、気づかないほどの対応。

まさに佐藤先生の神対応を、目のまえで見せていただいた、忘れられない出来事でした。


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3.佐藤康行の逸話紹介
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