以前、佐藤先生から「今、私が話したことを、ひとりずつ前に出て、5分で話してみてください」と言われたことがありまました。
全員が同じ話を聞いたはずなのに、ひとりひとり5分話すと、それぞれがバラバラの話をしました。
それほど、佐藤先生の話は、自分の好きな部分だけを聞いているという事です。
佐藤先生は「私の話は、聞いているようで誰一人聞いていない。」そう言われます。
今日はそんな話を、佐藤先生の講話からご紹介したいと思います。
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私が言っていることは分かるんだけど、でも表現できない。
私の言っていることは分からないわけじゃない。
ほとんどの方は分かっている、言わんとしていることは分かっちゃうんだけど、何が邪魔をするかというと、あなたの考えが邪魔をするんです。
あなたの考えで聞くからあなたの色に染まっちゃうわけ。私の話が。
私の話があなたの耳を通過して聞くと、あなたの考えを濾過して聞いちゃうわけ。
分かりますね.
だから違うものになっちゃうわけ。
この私の口から出てきた話は、あなたの耳に入った瞬間に、あなたになっちやうわけ。
私でなくなるわけ。
だから、私の言うとおり言ってくださいと言っても、中々言えないのはそこなんです。
だからこれ、簡単そうで難しいんです。
全部自分の色になっちゃうわけ。
耳から入った瞬間に。
サングラスを掛けたら自分の色になってしまう。
黄色いサングラスを掛けたらどんな赤い服着ても黄色っぽく見える。
だから自分の目の中に飛び込んだ瞬間に、眼鏡を通してしか見えないのと同じです。
皆さんの経験や年齢キャリアが逆に邪魔になる。
その経験で知らないうちに、ハッと気が付いた、相手に教えているわけ。
だからそれが邪魔になるわけですね。
だから経験ある人の方が不利なんです。
教えたり、上に立ったりしないように。
これ、私、重々しつこいように言います。
心のことをやったときは正しい姿勢じゃないと思います。
見えないが故に、ちゃんと見えるように、分かるように導くように気付かれるように導いていくことが大事です。
自分が上だとかそういう上とか下とかじゃない世界ですので、それだけは重々言っておきます。
でもね、できないかといえばできますから!
真我を追求した皆さんならできます!
だから、これができたら皆さん素晴らしいですよ。