Q:佐藤先生は「私の話を皆さんは聞いているようで、実は私は、引き出しているのです」と言われます。
佐藤先生は、具体的にどういうことをされていのでしょうか?
(佐藤先生)
私から磁石を与えて、その磁石でくっつけて、同じものを引き出していっているのです。
Q:その磁石とは、どういうものでしょうか?
(佐藤先生)
もともとある心です。
もともとある心に向かって行くときに、反応するものです。
例えばお腹がすいている時に、美味しいものを「どうぞ食べてもいい」というのは、こちらから出しているものです。
食べたいな、美味しいそうだなと、唾液が出てくるのは自分でしょ?
これが引き出されている事です。
みんなをその場で、お腹を空かせてあげるのです。
話の中で、お腹を空かせてあげるのです。
そうすれば食べたくもなるし、もっと知りたくもなるのです。
もし自分が、お腹が空いてなかったら「家族はどうですか?」「世の中どうですか?」「お腹が空いてる国の人もいるでしょ?」って。
そうしたら、ああそうだななって言う気持ちになってくるでしょ。
「美味しい」と「美味しそう」は違うわけ。
「美味しそう」というのは、食べさせる前に相手にプレゼントするわけです。
「美味しそうだな」となった時に、唾液を出させることが出来るわけです。
だから、「美味しい」と「美味しそう」を分けるわけです。
「美味しそう」はその気をださせて、引き出しているわけです。
Q:サンタ営業で「欲しくさせる力」と一緒の事なのでしょうか?
(佐藤先生)
そういう事です。
欲しくさせたら、自らの力で買うわけです。
自らの意志でやる。
あなたもこうしてここに来るのは、何かを求めてきているわけです。
何かを引き出されたからです。
自らの意志で来たのです。
命令されてきたのではないのです。
Q:その技を、我々が会得するためには、何をしたらいいのでしょうか?
(佐藤先生)
相手の三日月を見て、満月に語りかけることです。
自分が見えないから無いとは言えないでしょ?
三日月を見ながら、満月だと伝えていく。
雲を見ながら太陽に語りかける。
雲で観えないけど、太陽はあるでしょ?
そちらに語りかけるのです。
偽我に語りかけるのではなく、真我に語りかけるのです。