宗教脱会体験②

これは40年以上前の体験です。
「宗教体験①」の続きとなります。

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信者であった時は、「苦しかった。」「大変な目にあった」「むちゃくちゃな話ばっかりだった」「預金を使い果たした」「集団いじめのような目にあった」などなど・・。言えば愚痴になるほど、いろいろあった。

当然、脱会した人が集まると、ついついその宗教の悪口話になり、話し出すとあまりに話題の多さに時間を忘れるほどである。
そのくらい、馬鹿馬鹿しいような、本当のようなうそのような話には事欠かない信者時代であった。

しかしながら、辞めて我に返ると、そんなくだらないことの片棒を担いでしまった自分の愚かさと、家族や大切な人々を悲しませてしまった申し訳なさと、人生の多くを支えてくれた友人や仕事上の恩人の皆さんに与えたであろう失望と、そんなことを考えると、良心が痛み、これからの人生をどう歩んでいくべきなのか、しばし、躊躇してしまったりしたのでした。

困ったことに、ずっとやり続けていた自分は、これからどこへ向かって何をすべきなのか・・・。その方向さえ見失ってしまっていて、まるで磁石を待たず海を漂っているような、そんな気持ちにもなってしまい、自信を失い、寂しさや孤独感を感じ、自分自身を「人生の落伍者」のように感じてしまったりしていた。

それと同時に、辞めても、お金も無く仕事も無く頼る人も無く・・・そんな中で生きていかなければならない自分の立場にも途方にくれてしまったりもするのである。

 

しかし、もし、そんな気持ちで今苦しんでいらっしゃる方がいれば、そんな方のために私は心を込めてこの文章を書きたいと思っているのです。

是非、私のこれからの文章を読んでいただきたい。そして、少しでも役に立たせてもらいたい。ただ、そのためだけに、私の経験をここに書いているのです。

 

結論から申し上げれば、「大丈夫です!そんな気持ちになっているのは、辞めたとしてもまだ洗脳からぬけだせていないからだけなのです」「必ず洗脳が解け、本来の貴方に戻れば、貴方は思わぬほどの幸せと安らぎを手に入れることが出来ます」「大丈夫です!本来の貴方になれば、生活も安定し、心も現実も豊かな人生を送ることができます!」そう、大きな声で皆さんに伝えたいと思っています。

まずは、洗脳されていることを受け入れてください。
「自分は洗脳などされていない」「自分のやってきた宗教は、洗脳がない真我と同じ考えだ」などと思っている間は、洗脳は解けていません。

私の経験では、洗脳が解けたそのときから本当の意味で立ち直りが始まります。

 

幸福の科学から距離を置いても、ご本尊、書籍全てのものを処分をするのに、5年前以上かかりました。
辞めてもなお、洗脳され続けていたからです。

そして、そうしたグッズを処分してもなお、まだ心は洗脳し続けられているのです。

 

しかし、洗脳に気づかず、洗脳されているとは思いも寄らぬ私が、辞めてからも真我に出会うまでの間、どんな体験をするか、その体験は次の回に書いて参ります。


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4.体験談集(取材録)
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