息子の変化(次男編)①

今日は、長男とは全く違う変化をした、次男についてお話します。

次男は私がある宗教の信者となっていた時、信者になるよう薦めると素直に入会し、本などを読んだり、支部の行事に参加したりしていました。

私がその宗教を退会した後も、一緒に退会し、人生を私と共に歩いてくれているかのように会社の仕事を手伝ってくれたり、私がお金に困り、引越しの費用が無い時は、小学校から貯めていたお年玉のお金20万を出してくれたりしていました。

小さい時から思い出してみても、一度として私に反発したことも無く、一度として喧嘩したことも無く、私にとっては、何の問題も無い素直な息子でした。
当然、周りからはマザコンなどと言われていましたが、私は全く気になりませんでした。

結婚できないんではないかと心配していた次男も何とか結婚し、30歳を超えた頃です。
講座を受講し、感動した私は、次男にも受講するよう勧めました。
いつものように、次男は素直に受講し、涙を流し私に感謝をしてくれました。
さらには、ずっと会っていなかった父親に会い、心からの感謝を言い、父親も涙を流して喜んでくれていたようです。

そんな、ある日、息子と一緒にYSコンサルタントの講座を受講することになっていたのですが、当日の朝、スタッフから息子がキャンセルしてきたと聞き、びっくりしました。
電話を掛けたら、「どうしても行かない」との一点張りです。
「お母さんの人生でたった一度のお願いだからセミナーに来て」と言うと、翌日セミナーに参加してくれましたが、その帰りのことです。

当時、仲間とやっていた会社の社員である息子が、私を目の前にして「会社を辞めてください。首です。これからは私が会社をやっていきます。」と言うのです。
いきなり何を言っているのか?気が狂ってしまったのか・・・?と思いました。

つい数日まで、私に「お母さん、産んでくれてありがとう」と言っていた息子が、顔つきまで変わったように、私をまるで他人を見るような目で見て、「もう、お母さんの言う通りにはならない」と言うのです。
仕事も一緒にしないし、自分は自分でやっていくと言うのです。

私の頭は混乱し、一体どうしたんだろう。息子はどうなったんだろう。なにがどうなったのか、今まで何でも言うことを聞いていた息子が、突然のコントロール不能に陥ってしまったのです。
長男ならまだしも、この次男に限ってはこんな事はありえません。
晴天の霹靂とはこのことをいうのでしょう。私の頭は理解不能な出来事に混乱をしてしまっていました。

当時、真我開発講座、及びYSコンサルタントセミナーの生みの親である、心の学校の創設者、佐藤康行学長にご相談いたしました。
「息子が変になりました。気が狂ったとしか思えません。講座も受講しないといってますし、私の言う事は何一つ聞かなくなってしまいました。」

佐藤学長は「私は息子さんは、極めてまともだと思いますよ」とおっしゃいました。

「え!??まとも?」と、ますます混乱している私に、佐藤学長はライオンが大きくなった子供を崖からつき落として自立させる話や、ご自身の体験など、いろいろなお話をしてくださいました。
そして、それは、むしろ問題は私の方にあるかのようなお話でした。

今なら、佐藤学長は次男の自立の話をしてくださったという事がわかるのですが、当時の私は混乱していて、わかったようなわからないような気持ちでした。

当時の私は、次男のためには何でもしてやりたく、ただただ可愛い息子でした。
その私の愛情が、次男の成長の妨げになっているなどとは思いもよらず、胸が張り裂けるような辛さと怒りを感じていました。

何をどうしていいのかわからない私は、こんな時こそ真我に踏み込む・・・と言う思いで、講座に通いました。
正直、「真我に踏み込む」という意味が、その当時の私には本当にはわからなかったのですが、苦しさのあまり、とりあえず講座に通いつめました。

息子は結局、会計事務所のアドヴァイスもあり、私の会社を退社し、自分の会社を立ち上げました。
それから、1年ほどは音信不通状態で、ほとんど会うこともありませんでした。

最初は、どうせそのうち、息子は事業に失敗し「お母さん、助けて・・・」と、言ってくるに違いないと、たかをくくっていました。

その時の私は自分が正しくて息子が間違っているという気持ちでした。
いえば「私は息子に何か困らせたことをした訳ではなく、こんなに愛情を注いできた。それなのに、息子が急に私を裏切ったんだ。とんでもない息子だ。」と言う気持ちです。

その当時の私は、宗教の洗脳は取れていましたが、宗教で長く培っていた「正しさ」で物事を図るという、心の癖から抜けきれずにいたのです。

佐藤学長がおっしゃった「私は息子さんは極めてまともだと思いますよ」と言う言葉が耳から離れないまま、そして、息子の行動が本当にりかいできないまま過ごしていました。

ある日久しぶりに息子から連絡を貰い、長い間、会っていなかった次男と食事をすることになりました。
そこで、初めて息子の気持ちを聞くことになったのです。

その話は、私に大き気づきを与えてくれることになりました。
本当に私にとって、大切な大切な人生の分岐天となるきづきでした。
「あぁ~。このことを学長はおっしゃていて下さったんだな」と、始めてわかり、自分がなにに執着していたかもわかった出来事でした。

息子が私に教えてくれた話は、次回のお話したいと思います。


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