用を済ませ、母が住んでいた家に鍵を開けて入りました。
母が亡くなって、3年以上たちました。
母がひとり暮らしていた家は、母が亡くなった日のまま、そのままの状態です。
その日から、誰も住むことなく、ひっそりとしています。
音もなく、人の気配もしない家の奥には
父と母と祖父母など、先祖の何代かに渡った写真が飾ってある部屋があります。
その部屋でひとりじっと写真を見ていると、まさに「いのちの継承」を実感します。
瞬間、父と母の気配を、そして、大勢のご先祖のみなさんの気配を感じました。
あまりにリアルさに、私は大号泣をしてしまいました。
父と母が私の肩を抱いてくれて、その周りにいる多くの先祖も心から喜んでくれていました。
それが何よりうれしく感られます。
そして、そのあといろいろな思い出が、次々と蘇ってきました
幼かった時の自分
父との出来事
母との出来事
おばあさんとのこと・・・・。
思い出がいっぱい詰まった家の中で、いろいろ思うことがあり
今の自分のやるべきとを、今一度、確認出来たような気がしました。