先日お邪魔した、ALSの利用者さんのことが頭から離れません。
彼はALSの患者さんの中でも、最も、大変だと思われる方です。
言葉を変えれば、一番重いバーベルを持ったと思われる方です。
とにかく、進行が早い。
昨年の秋までは、歩けて言葉も交わすことが出来ていたのです。
ところが、数か月で、今は全く動けなくなり、眼球を動かす事さえ難しくなってきています。
さらいは若い。
まだ30歳代で、お子さんも小さい。
人生、死を意識するには、若すぎます。
奥様もまだ状況を受け入れられてなくて、精神的にはかなりのダメージがあるようです。
彼にとっても彼の家族にとっても、青天の霹靂。
天国から地獄へと突き落とされたかの如く思える出来事でしょう。
人間知では、せいぜい「運命を受け入れる」という事しか、かける言葉がありません。
だから、真我しかない。
だからこそ、佐藤先生しかないのです。
佐藤先生は
「どんな状況でも、心はその瞬間から幸せになれる」
「たとえベッドの上でも、一歩も動けなくても、心は自由だ。心は空を飛ぶこともできる。
むしろ、動けないからこそ、自由になれる」
そうおっしゃいました。
彼を間近に接する機会を得た研究員は、勿論、病が治る事は素晴らしいことなのですが、
この状況のままで、真我が開き、心が自由でどこまでも幸せになれるとしたら、そのことの尊さと凄さを想像するだけで、胸が熱くなります。
佐藤先生は、真我ならできるとおっしゃいます。
研究員も真我ならできるとそう思います。
まだ見たことの無い世界。
佐藤先生が「ほうら、見てごらん」と、見せてくださる世界。
その世界を見てみたい!
その世界を体験してみたい!!!
人間として生まれたことの尊さ。
人間の無限。
真我の無限。
人間の命を通して、その奥にある永遠の生命。
そして、神・佐藤康行と出会える瞬間です。
佐藤先生と同じ時代を人間として生まれ生きている今、
これ以上の贅沢は無いと、そう心から思うのです。