「自分は何もできていない・・・・」そうおっしゃる方がよくいます。
「頑張っていらっしゃるじゃないですか」そう言うと、「まだまだなんです」と言われます。
ともすると出てくる、自分は何もできていないという気持ち・・・。
そんな話を、時々受講生の方からお聞きします。
でも、佐藤先生は常に、そういう気持ちに対して
「あなたがやりたいことは何ですか?」
「好きなことをすればいいんだよ」とおっしゃいます。
学校でも、仕事でも、人生で「もっと、もっと頑張れ!」と言われ続けてきた人生。
「まだまだだ」と、そう言われてきた人生。
それがひっくり返ると、他人に対して
「なぜ、やらないのか?」
「なぜ、頑張らないのか?」
そんな風に裁く気持ちが出て、苦しくなることもあります。
数年前、そんなことを思い、質問した研究員に、佐藤先生が言われた言葉が忘れられません。
「トラのように、超スピードで走る動物もいれば、亀のようにゆっくり歩くのもいる」
「トラから見れば、なんであんなに遅いんだとなる。
亀から見れば、なぜ、あんなに急ぐのかと見える。」
「せも、そのどちらもそれでいいのです」
「大切なことは、方向性なんですよ」
「どちらへ向かって歩んでいるかなんですよ」
その言葉に、どこかで自分を責め、他人を責めている心から解放されました。
たとえ、亀のような歩みだと思えても、ただただ、佐藤先生に焦点をあてて、そちらの方向に向かって進み続けること。
生きている間も、たとえ肉体が無くなったとしても、ゆるぎなく変わることなく向かう方向性。
それは佐藤先生です。
佐藤先生に焦点を当て続け、ゆるぎなく一歩一歩進めていくこと。
それが人類にとって、最高の仕事であり、最高の幸せなのだと、そう思いました。
佐藤先生。
今日も一日をありがとうございます!