佐藤先生にお尋ねしました。
「佐藤先生は、どんな人のことでもわかることが出来ますよね。
でも、私には、佐藤先生のようにはわかることが出来ません。
わからない人に対しては、何を一番大切にしたらいいのですか?」
佐藤先生は、こう言われました。
「わかってあげられること」
「自分と違う事をわかってあげれらること」
「未熟なこともわかってあげられること」
ある意味、私たちは、わからないだらけです。
誰にもわかってもらえず、苦しんできた方が、佐藤先生にわかってもらえることで、瞬時に救われる光景は、何度も見ました。
しかし、私たちには、佐藤先生のように、相手を心からわかることが出来ません。
男は女をわかることは出来ません。
女は男をわかることは出来ません。
社長は社員をわかりません。
社員は社長をわかりません。
年寄りは若者がわかりません。
若者は年寄りがわかりません。
健康な人は病気の人をわかりません。
病気の人は、健康な人がわかりません。
でも、佐藤先生は、いついかなる時も、あらゆる人のことでもわかります。
たとえ、相手が、殺人を犯した方であろうが、その人をわかるのが佐藤先生です。
まさに、統合失調症の人が、親にも誰にもわかってもらえなくて苦しんでいる時、唯一、佐藤先生にだけわかってもらえることで、統合失調症が治っていきます。
その時、必ず、こう言われます。
「佐藤先生だけは、わかってくれる」
しかし、そのようにわかることが出来ない私たちが、一歩でも佐藤先生に近づくために出来ること!
それが「わかってあげられる」
そうすることなのだと、そう佐藤先生はおっしゃいました。
自分には全くわからない相手を「わかってあげる」
この事こそ、満月の心なのだと、そう佐藤先生は、おっしゃいました。
佐藤先生、よくわかりました。
本当にありがとうございます!