佐藤先生の生まれ故郷である「美唄」は、日本でも有数な降雪地域です。
冬になると、数メートルもの雪が積もるとお聞きしています。
佐藤先生は幼少時、冬になると、家の前の坂で、ソリで滑って遊んでいたという、そういう体験を楽しそうに、お話しくださったこともあります。
どれほど降るのかというと、家の一階部分が雪でふさがれ、二階から出入りするという、本州の私たちには、想像もつかないほどの雪の量だとお聞きしています。
そのため、なかなか地域の産業が育たず、炭鉱が閉山した後は、人口も年々減少し、過疎化の進んでいます。
数年間、佐藤先生が生まれ故郷の美唄で講演をされました。
講演会の翌日、地元の皆さんと共に、「美唄を発展させる」という事をテーマに、佐藤先生を中心にディスカッションをしたことがりました。
その時、地元の皆さんからも、受講生の私達からも、たくさんのアイデアを出したことがありました。
さて、そこから数年・・・。
そのエネルギーが形になったようなことが起きています。
「美唄」での悩みの元であった雪。
その雪を最高に利用して、世のなかに役立たせようと、「美唄の雪解け水」という、プロジェクトが立ち上がっているのです。
冬に降った雪を溶かして、年間を通して飲み物や化粧品。
その他にも、雪解け水の特性を生かして、あらゆるものに変化させていこうというプロジェクトです。
このプロジェクトは美唄市を中心に、専門家や企業などの多くの方が集まり、会議が持たれているとのこと。
そして、いよいよ来春、大きなプラントが美唄に出来るといとの事です。
まさに、佐藤先生が数年前にされたことが、こういう形になって現実となりました。
佐藤先生は、クレームが宝と言われます。
まさに、地域のクレームそのものが宝となったのです。
今、日本中で誰よりもいち早く、この「美唄の雪解け水」を利用して、さらに日本中に紹介出来るそのことを、佐藤先生が考えてくださっています。
そして、いち早く、皆様にご覧いただけるようになっていく予定です。
どうぞ、大いに楽しみにしてください!!