愛の翻訳 ~最終章~

このブログで「愛の翻訳」(①~⑮)というシリーズで、3年間に渡り、ご紹介させて頂いてきました「ひとり暮らしの父親が、突然認知になった」というシリーズも、本日が最終章となるようです。

 

昨日、「愛の翻訳」の姉妹から

「お医者様から、後、1日~2日ですと言われました。
もし良かったらですが、お世話になった『にじむすび(息子の介護の会社名)のスタッフの皆様、最後に会いに来ていただけますでしょうか」と、ご連絡を頂きました。

ご自宅で一人暮らしを続けてきたお父様の、介護支援に関わったスタッフ全員が、ご自宅へと、最後となるであろうご挨拶のためにご訪問をさせていただきました。

 

腎機能が落ちているというお父様は、水分が外に排出できなくなっておられ、顔も体も浮腫んでいらっしゃいましたが、穏やかな様子で自宅のリビングに備え付けてあるベッドの上で、酸素吸入を付けて、静かに横になっていらっしゃいました。

 

丁度お正月という事で、姉妹も孫のU君も家族全員が側にいます。

また、近所に住まわれている親戚の方や、ご近所の皆さんも、最後のご挨拶に訪れてくださっているようで、お父様の回りは愛と感謝が溢れた空間になっていました。

 

思い出せば、2020年11月頃に初めてご相談を頂き、そこから介護生活もすでに3年を過ぎました。

 

せん妄で、ご近所に朝駆け突然訪問を決行されて警察沙汰になったり、勝手に電車で出かけていってしまって行方不明になったため、お父様にGPSをつけたり、勝手に出かけないよう、玄関にバリケードの工夫をされたりと、いろいろ大変な事もありました。

また途中、施設に預けたら、食事も水分も一切取らないというハンストを決行され、とうとうご自宅に帰って来られたという意志の強いお父様でした。

スタッフにも、気に入らないとポカッと拳骨が飛ぶこともありました。

 

思い出せば話が尽きないほどいろいろあっただけに、ご家族をはじめ、お父様に関わった皆さんの思い出は溢れます。
涙と笑いがベッドの回りに溢れます。

 

ここから振り返ってみたら「全て、これで良かった」という思いと感謝が溢れます。

 

昨夜も、きっと一晩中、世界で一番愛するご家族に付き添われて、この人生最後になるであろうお正月を、賑やかにお過ごしなのであろうと思われます。

そして大霊団の仲間になることを、ワクワクしながら待ち構えていらっしゃるのではないかと、そんな風に思う研究員です。

 


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