心の声と導き
明け方4時に呼ばれた私は、目を瞑って「何か用ですか？」と聞くと、目を瞑った向こうに強烈な光が見え、その光の中から女性の声がしました。
「あなたが感じ、あなたが見ている世界はあなた自身の世界であり、そこにはあなたしかいないのです。あなた以外の人や目の前に在る草も木も実はあなた自身であり、あなた以外には存在していないのです。存在しているのはあなたと光（これも自分自身のことをいっている）だけなのです。ですから、あなたはあなた自身である全ての存在に恐怖も不安も感じる必要はないのです」といわれました。
今でもその時の独特な感覚ははっきり覚えています。
とても大切なことをいわれた気がしましたが、目を開けて現実に戻ってみると、全く意味が解らないどころか、チンプンカンプンという気持ちでした。
目の前にいる人も目の前にある草も木も、到底、自分だとは思えませんし、仮に自分だとして自分と思ってみようとじっと見ても、やはり、自分だとは思えず「これは困ったな。いったい何をどうしろと光はいっているのだろうか」という気持ちでした。
霊能者の友人にこの出来事を話してみましたが、「すごいですね。それは本物ですよ。大切にメモに残されたほうがいいですよ」と言われただけで、どうも彼女にも意味はわかっていないようでした。
他にも、この人なら・・・と思える何人かに話して見ましたが、どの人も総じて同じような反応で「へぇ～すごい」と言う反応で、本当にその意味がわかっている人はいませんでした。
ある時、その当時私が顧問を頼まれていた、通販会社の社長にこの話をする機会がありました。
この社長は大変変わった人物で、作った商品が奇跡的に大ヒットし、２～３年であっという間に十数億の自社通販会社を作ったという30歳代の社長でした。
常にスタイルはジーパン、Tシャツ、ゴム草履、それにずた袋のようなものを持って一流ホテルにでも平気で入っていく人でした。
その社長がどこまで変わった人物かということを、少し、皆様にご説明させていただきたいと思うのですが、その社長が学生時代のことです。ひとりインドを放浪していたときに、追いはぎに会い身包み剥がされ、パスポートも取られ、パンツひとつの姿で日本大使館に駆け込んだらしいのですが、日本人と証明できるものが無く「日本語をしゃべる黄色人種」ということで、暫く寺院に預けられたということでした。」
彼は預けられた寺院で、その寺院からすると大罪を犯し戒律を破った罪で、牢獄に半年以上監禁され、改心をさせられる行のなかで「悟り」なるものを得、その後、どうも特殊な力を身に付けてきたようです。
彼には秘儀のようなものがあるらしく、その中でチャクラを開けるという力があり、知人が頭のてっぺんを開けてもらったのですが、数日間その部分が熱く変な気持ちだといっていました。
話は戻りますが、その彼に私の体験をお話したところ、瞬間に「それを知りたいなら、私の知っている限りでは佐藤康行しかありません。それは、日本にあるあるセミナーです。自分はインドでたくさんの体験をしてきましたが、ここの2日間のセミナーには勝てません。
僕自身、はじめ紹介を受けた時に、インドの体験からそれは絶対ありえないと思い、どうせインチキだろうと思い、それを見破るつもりでセミナーの受講をしたのですが、僕がインドで死ぬ思いで経験してきたこと（確かに同じ修行をしていた人で気が狂った人も何人もいたとの事です）より遥かに凄い体験を、たった二日でできるんです。
今まで渡辺さんに言わなかったのは、渡辺さんなりの体験をされてきて、それで充分かと思っていたのですが、もし、そんな出来事が起こっているのなら、一日も早くそこへ行ってきて下さい。そこで、自分自身体験してきてください」と、セミナーを紹介されたのです。
私は勿論、宗教にはこりごりしていたので、通常、紹介されたものはまずは疑って、情報を集めたり確認したりし、自分が「これなら大丈夫」と思えたものしか関わらないという、慎重にも慎重を重ねていたのですが、その時ばかりは彼の言葉に飛びつき、何も考えず何の前情報も得ず、何をするのかも全くわからないままそのセミナーに速攻申し込みました。
ここからの体験を通して、私の人生は一変してしまうのです。
セミナーで受けた衝撃や体験については、次の回でご紹介致します。