昨日は、佐藤先生が教育教材の販売で、世界一になられた時の話を、九州の柳井さんの体験からお伝えしました。
(「柳井さんの体験②」)
当時のアメリカで行われた「世界大会」の時、世界一の佐藤康行先生がご挨拶をされている音声は、現在も佐藤先生の手元には残っています。
当時の音声を今お聞きすると、やはり全く今と変わらない佐藤先生です。
教育教材の話のようですが、実はそれを題材に「真我」の話をされています。
佐藤先生のごあいさつの後、会長という方が英語で佐藤先生にお礼の言葉を述べていらっしゃったのですが、大喜びのご挨拶でした。
そして、世界中から集まった会場内も、大いに湧き上がっていました。
さて、柳井さんは、アメリカでの懇親会の時に、佐藤先生から熱く語られた「ノアの箱舟」と「ポールソロモンの預言」ついて、不思議な気持ちでいっぱいだったと言われています。
「ノアの箱舟」とは、旧約聖書の中の創世記に残されている有名な話です。
ノアという方が、ある日突然、神からの指示で舟を作り、世界中に起きた大洪水から、ノアとその家族が救われたという話です。
佐藤先生は「現代のノアの箱舟」そのものである、「真我」について、懇親会で柳井さんに語られたのです。
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当時、キリスト教を学んでいた私には、その時の佐藤先生の話は、心に深く残りました。
アメリカから帰った私は、早速、佐藤先生に九州に来てほしいと連絡をしました。
佐藤先生は「一度東京に来ませんか?」と言われました。
私は東京の佐藤先生の事務所を訪ねると、即答しました。
さて、ここで、当時の私の状況をお話したいと思います。
私は当時、ある志の元、勤めていた会社をスッパリ辞め、「内観道場」と、「教育教材の販売」をしていました。
私はひたすら、人のため世の中のため、社会のため貢献しようと、正しく生きていると自分に何の疑問も持っていませんでした。
しかし、志は高いのですが、現実生活がうまくいきません。
常に、お金に困っていました。
それだけではなく、夫婦の仲も、親子関係もうまくいっていませんでした。
心の事も、成功できる方法も、全て分かっているはずなのに、自分のことがうまくいっていません。
人には、どうすれ良いのかは、どれだけでも語れます。
しかし、肝心の自分の現実がうまくいっていない。
当時の私は、その矛盾にさえ、気付ずに、自分は間違っていないという信念のもと、生きていました。
(明日に続く)