佐藤先生の集中力の凄さはとてつもないといことは、すでにみなさんご存じの事と思います。
さて今日も、佐藤先生の若かりし頃のエピソードの話をしたいと思います。
佐藤先生は、18歳の頃、仕事を終わるとボクシングのジムに通い、夜は定時制という超過密スケジュールでした。
毎日の睡眠時間は4時間ほどです。
あまりに疲れて、目ざまし時計が鳴っても知らないうちに止めてしまうので、目ざまし時計をいくつも用意してたのですが、それでも無意識に全ての目覚まし時計を止めてしまう。
そこで考えたのが、目覚まし時計と共に、レコードにタイマーをかけて大音響で流すということでした。
しかし、それでも無意識に止めてしまう。
どうしたものかと考え、思いついたことが、レコードの場所まで行く途中に、いくつかのバリケードを作り、そのバリケードを乗り越えてレコードの場所まで行く、その間に目を覚ます。
そんな工夫をしていたという話をお聞きしたことがあります。
佐藤先生18歳の頃の出来事です。
18歳の若者が、たった一人で、ここまで毎日自分を鍛え上げていたのです。
佐藤先生の一つの特徴は、小さい時から徹底的に自分の意識を上げ続けられているというところです。
それは幼少時の時も今も、変わらない一貫されているところです。
そこには、誰かが見ているからとか、誰かに褒められたいとか、そうした私心は一つも無いのです。
また、誰かに言われてやるとか、誰かの考えでやるとか、そういったことも一切ありません。
後に佐藤先生は、古いテープの中で、こんな表現をされています。
「私には師匠がいなかった」
まさに、佐藤生の人生は、天上天下唯我独尊の人生だったのです。