暗闇に陥った私は、しばらく何をする気もおきず、ただただ泣いてばかりいました。
自分でも自分の中で何が起こっているのか、わからない状態でした。
佐藤学長の言われた「暗闇も光」と言う言葉がたった一つの光への道のように思われ、今自分に起こっているこの暗闇も光になるのであるのなら、手探りでもいいから進もうと思っていました。
多分、本当の自立への道を歩み始めたのはここからだったかもしれません。
長い間、宗教をやってきたためか、すっかり依存する体質になってしまっていた私は、依存している自覚がありませんでした。
依存体質であった私は、何かにつけ依存をしていました。
佐藤学長の言われることに依存し、仕事にも依存し、人にも依存していました。
ですから、本当に自分がやりたいことが見つかりません。
自分はいったいどうしたいのかが解らなくなっていました。
そんな時、M講師から何気なく言われたことがとても参考になりました。
「人生の中でメンターを持ったほうがいいですよ」と、何気なく言われたことです。
その言葉が妙に心の中に残りました。
私にとってメンターと教祖とはどう違うんだろうか?という自問自答が心の中で起こりました。
教祖は教えてもらう人。
その人が説く教えに従い、その教えの通りに生きていくこと。
メンターは北斗七星のようなもので、自分が海図の無い海を渡って行くときに、自分の位置を確認するため本来あるべき位置にいてくださっている人。
なんとなくそんな風に思えるようになってきました。
あくまでも航海しているのは自分であり、自分が自分の船を漕いでいくこと。自分の人生を漕いでいく時に、自分が方向を間違わないためのいてくださっている人が、メンターなのだと、そんな風に思えるようになってきました。
やっと、少しずつ自立への心が芽生えてきました。
今まで、長い間、命がけで宗教をやり、仕事をやり、心のことに興味を持って生きてきた自分の人生が、この経験が人の役に立てないだろうか・・・と、そう考えるようになってきたのです。
もし、今、宗教の洗脳が解けず、苦しんでいる人がいるとしたら。
もし、宗教でつけた心の癖に悩んでいる人がいるとしたら。
私の経験が少しでも役に立てるのかもしれない。
そうであるとしたら、苦しんできた経験も、誰かの役に立って光り輝く人生に変わってくる。
そんな風に思えるようになってきました。
そして、始めたのがこのブログでした。
長い間、私の体験をお読みいただき、心から感謝申し上げます。
読んでいただけ、お声やコメントを頂き、どれだけ励みになったか知れません。
紙面をお借りして、重ねて感謝申し上げます。
このブログを毎日のように書いている事で、自分自身の変化をもう一度確認することも出来、新たな勇気もでてきました。
そして、何より、ここまで私を成長させてくださった佐藤学長には、言葉に言い尽くせないほどの感謝を申し上げたいと思っています。
学長のお人柄に接し、どなたも感じられるであろう、学長の暖かさと愛情を私自身も感じ、その愛情に本当に支えられてきた気がいたします。
改めまして、紙面をお借りし、佐藤学長に心からの感謝を申し上げたいと思います。
さて、私の過去の体験はとりあえず、ここまでとしますが、ここからは、私が聞いたり見たりした皆様の体験や、これから取り組んで行く新しい事などを書かせていただけたらと思っています。
私の新たな出発です。