この「愛の翻訳」というタイトルで、ある熱心な受講生姉妹に今起きている、父親の認知という現実にどう向かわれているかについてのレポートをシェアさせていただいています。
お二人とも、少しでも自分達の体験が、皆さんの役に立てたなら！
そして、自分たちが佐藤先生の真我そのままを、現実生活でやってみたらどんな事が起きるのか！
ただただその一心で、取り組んでいらっしゃいます。
その後のお父様は、現実としては、せん妄が進んでいるかにみえます。
しかし、大きく大きく変わったことは、お二人の姉妹の捉え方と腹の座り方です。
さすが！です。
大阪から妹のMさんが来ていて、24時間お父様を見ていると、いろいろなことが見えてきました。
まず分かったことは、夜中じゅう、いろんな人がせん妄として現れているようで、20分おきに起きてきてしまい、夜ほとんど眠っていないという事です。
また、一人で自炊がほぼ難しくなってきている事実です。
ご本人は食事を済ませたというのだけれど、炊いたまま24時間以上手付かずのご飯が、炊飯器の中にあったりしているようです。
衣服も季節がわからなくなり始めているようで、今の季節では寒いだろう薄着のままで出かけてしまう事。
いろいろと、ひとり生活の現実が見え始めてきました。
そして、今、一番姉妹の心配事は、悪人が来るというせん妄で、警察を毎日のように呼んだり、警察に走り込んだり、隣近所へ行ったりすることです。
また、外で大きな声で、誰もいないのに誰かと話していることなどもあり、近所から施設に入れたらどうかという話も出てきてしまいます。
さて、愛の翻訳②（←クリック）では、亡くなった奥様（姉妹のお母さん）への愛のお話をしました。
この後、確かに、せん妄の内容が変わってきているのです。
お姉さんのSさんが、赤ちゃんに戻っているせん妄で、夜中じゅう、なにもいないのに腕には赤ちゃんであるSさんを抱く格好をしているようです。
そして、亡くなっている奥様も「下で寝ているから」と、お父様には生きているとなっているようです。
この状態について、お二人の姉妹は、今、このように翻訳されています。
お父さんは、今までゴミを出せなかったんだ。
せん妄の力を借りて、人生の大掃除をしてるんだろう。
また、母への愛の表現のやり直しもしているのではないのか。
あんなに亭主関白で、なにもかも母にやらせ放しだったのに、母への愛と娘たちへの愛の行動を、娘を赤ちゃん時代にして愛し直しをしている。
まさに、リアル未来内観をしているのではないのか。
そして、二人の姉妹のテーマでもある「男と女」
まさに男とは、一体どういうものなのか？
父親が人生を掛けて、二人の娘に教えようとしているのではないのか。
そのようにお二人は捉えていらっしゃいます。
大阪のM家は、孫である息子さんもご主人も一家全部熱心な受講生です。
また、同じく熱心なお姉さんのSさんも正月に集まられるようです。
家族一丸となって、お父さんの愛を観よう！
ただただ、真我でお父さんと接しようとされています。
そして、現実生活においては、研究員の息子である介護のプロが、介護の制度をどこまで使えるのか。
また何をどうすればいいのか。
これらについて、相談に乗らせてもらっています。
「現実問題」と「心の問題」
この二つの観点からアプローチをしていこうという事になっています。
この二人の姉妹なら、きっと、とてつもないことをやり遂げるのではないかと、そんな風に思えます。
これこそ、佐藤康行の弟子！
そんな二人が何をやり遂げるのか！
本当に楽しみです！！
