「完璧愛ポスト」が生まれた経緯(←クリック)の続きとなります。
三組のご夫婦は、「完璧愛ポスト」を実践され、奥様達もどんどんと変化されて行かれました。
そして、当初、佐藤先生が「死ぬとわかっていたら、やめられますか?」という質問に、「死ぬとわかっていても、辞められないかも知れません」と答えていらした薬物中毒の方も、みるみる薬物が減っていき、ほとんど飲むことも無くなられました。
それと同時に、ずっと心配し続けていらした、奥様の実家のご家族とも、とても仲良くなられたり、ご主人の仕事でとてつもない奇跡が起きたりと、次々と回りが大きく変化されて行かれました。
佐藤先生はあたかも、アルコール中毒や薬物中毒を相手にされていたかのようでしたが、気が付けば、それぞれの皆さんの回りが、思っても見ない驚くべく大きな変化をされ、毎回、その変化の報告を次々と学長にされていました。
もうほとんど治る!というその寸前に、佐藤先生は突然、こんなことをいわれました。
「ここからは、奥さん、あなたたちが私に変わってやるのです。」
そう言われた奥様達は、驚いていらっしゃいました。
「なぜ、佐藤先生は最後までやってくださらないのですか?」
そう問う奥様達に対して、佐藤先生ならでは『手柄は天に返す』そのままの話をされ始められました。
「私が全部やってしまったら、ご主人は私に救われたことになってしまうでしょ?
だとしたら、奥様は、自分たちの邪魔をしてきただけの存在になってしまうのは、違うでしょ?
もし、奥様がご主人を救ったら、ご主人にとって、奥様は無くてはならない大切な人になります。
お前じゃなきゃ、今の自分はいない。
お前が自分にとって、最高の妻だ。
そうなった方がいいでしょ?
だったら、ここからは奥さん、あなたたちがやるのです」
思ってもみない展開。
誰一人、思っても見なかった話しでした。
でも、これからの長い人生、夫婦がひとつになって生きていく。
たしかに、そのためには、奥さまがご主人のことをやった方がいいに違いありません。
佐藤先生は、どこまで行っても手柄を自分のもにはされませんでした。
どこまで行っても、徹底して「あなたの言う通りにします!」
その事を守り通されているその姿に、研究員は心から感動し、尊敬以上の尊崇以上の、何とも表現できない気持ちになったことを覚えています。
あの瞬間の佐藤先生の顔。
あの瞬間の驚いた奥さまたちの顔。
あの瞬間の部屋の中に溢れた神の愛のエネルギー。
これは、研究員の人生でも忘れられない一コマとなっています。