月曜日から、中学生の孫が、夏休みなのでひとりで我が家に来ています。
コロナになってから、会う事が出来なくて、会うのは2年ぶりです。
その間に、孫は、小学生から中学生になっていました。
身体も大きくなったし、見た目も大人びてきましたが、一番違うのは、スマホとの関り方です。
以前は小学生だったので、自分のスマホを持っていませんでしたが、今は自分のスマホを持っています。
孫の様子を見ていると、スマホは電話という感覚では無いようです。
孫の生活すべてが、スマホを中心に回っているようです。
人間関係はスマホを通して作っています。
スマホが友人達とのコミュニケーションの場であり、人とのつながりの場なのです。
今までも、姪っ子や甥っ子が我が家に滞在していましたが、その時とは明らかに違っています。
甥っ子や姪っ子から20年くらい若い孫は、まさに、新人類です。
自分との感覚の大きなズレを自覚せざるを得ません。
まさに、黒電話とスマホです。
孫たちの世代のやり取りは、リアルに会う必要も無いようです。
スマホのビデオ通話で顔を合わせ、写メでの情報のやり取りをしています。
私たちの世代では、バーチャルと読んでいた世界が、孫の時代ではリアルな世界なのです。
もし言語の壁が無くなったら、世界中の人と、今ここの場所からでもつながっていくことが可能な世界なのだと、そう実感しました。
世界は変わった!
時代は変わったのだ。
パソコンの時代から、スマホの時代になったことで、さらに時間も距離も場所も超えた時代となっていることを現実に目の当たりにし、驚きの場面が多々あります。
勿論、ある一面を見たら、スマホにのめっているように見えることもあります。
親が「子供がスマホばかりやっている」と言って、時間制限をするという話も、研究員の世代なら、充分に理解できます。
しかし、佐藤先生の言われる、黒電話とスマホの時代という観点から見てみると、全く違う世界が観えてきます。
もう十年もしたら、この子たちが大人になり、この感覚で世界を作っていくとしたら、いったい、どのような時代となるのだろうか?
明らかに、来るべき時代を想定し、その時代に合う物事のアプローチをしていかなければ、ビジネスも人とのコミュニケーションも行き詰っていってしまう事を実感しました。
人類の進化。
人類の変化。
明らかに常識が変わってきている。