佐藤康行が尊敬し、敬服してやまない人たちがいる。
それは、90歳になってもなお、佐藤康行の元へ通ってくる受講生のことだ。
佐藤康行はいう
「あれだけ人生経験を積まれ、人生の酸いも甘いもわかった人が佐藤康行の元へ来てくれる。
それは、私はとても認められた気がするんです」
「あの人たちは、這うような思いで私に会いに来てくれる。
ただ、佐藤康行に会うために来てくれる。
私にとって、こんな光栄で嬉しい事は無いじゃないですか」
不自由な体でただただ佐藤康行に会うために来る、その悲願のような気持ちは、まだまだ若輩者の研究員には、本当にはわかっていないのだと思った。
90歳近い方が入院をされた。
今はベッドの上で、佐藤康行に会いたくても来られなくなった。
早速、佐藤康行のビデオレターと、佐藤康行の色紙とサイン入り「真我」の書籍を持ってお見舞いに行ってきた。
佐藤康行の写真入の色紙をみた途端、パッと顔が輝いた。
そして、本を大事そうに眺めていらした。
そして、ビデオレターを何度も何度も、佐藤康行の言葉にうなずきながら、手を振りながらまるで目の前にいるかのごとく
「こんにちは○○さん」 「先生、こんにちは♥」
「○○さんは##ですよ」 「はい!」
「待ってますよ」 「はい!先生。必ず行きます」
何度も何度も繰り返し佐藤康行のビデオレターを見て、何度も何度も涙を流し、何度も何度もお返事をされてました。
その姿はまるで少女のようでした。
素直にうなずきながら、はっきりした声で、スマホの画面をしっかりと握って涙を流しながら、「うんうん」と頷きながらご覧になっていらっしゃいました。
「佐藤先生ほど、真実の人はいない。
佐藤先生ほど、自分の身を省みずに、皆さんのために尽くされる方をみたことがない。
あんな人は世の中にいない。本当に神様なのよ。
佐藤先生こそ、本物の神様だと私は思っているの」
「あーーーー。有難い!!」と佐藤康行に合掌し、
私たちの手をしっかりと力強く握り締め、
「本当にありがとね。ありがとね」とおっしゃった。
「こうやって毎日ベットの上にいると、もっともっと出来たのに・・・!
もっともっと愛せたのに・・・・もっともっと人のためになれたのにって、反省するのよ。
だから、動けるようになったら、いの一番に佐藤先生のところへ行って、もっともっと人のためにお役にたちたいわ」
そういう姿に、なぜ佐藤康行がこれほどまでに敬愛し、敬服し、尊敬していると言ったのか、ほんの少しだけだけどわかった気がした。