Q15:佐藤先生は、答えがわかっていて、そちらに導くように答えていらっしゃるのか。
それとも、話を聞きながら、答えを見つけていらしゃるのか?
いったい、どんな風にされているのでしょうか?
(佐藤先生)
私のカウンセリングは、勿論、人によって違います。
100人いたら100人状況が違うし、親も違うし、夫婦も違う。
全員違うでしょ?
だからこれが、方法論としての答えっていうのは無いのです。
でも、絶対に変わらないってものがあるのです。
それは、自分を認めてほしい、わかってほしい、愛してほしい。
これは変わらないのです。
誰しも、誰しも!
動物だってそうですよ。
私が状況判断する場合、例えば、ある女性が旦那さんの悪口を言い始めたとして
「あの人、こんなつまらない人なの」と言ったとしたら、「そうですね。本当につまらない男ですよね」と同調したら怒るでしょ?
本当は、もっとこの人を愛したいんだ、認めてあげたいんだと、思ったうえで、だから満たされないからこそ、悪口を言って怒っているわけです。
とにかく愛したいという事なのです。
だから、そちらに焦点をあてることなのです。
私は、その奥さんと話をする時に、隣にご主人がいると思って話します。
だって、結婚したのは自分なのだから、その夫を褒められたら嬉しい。
それは親子でも同じです。
だから私は「奥さんはこんなに愛しているように感じますよ」って、ちょっと、チラッと言うだけで、みんな、嬉しそうな顔をします。
あれだけ文句を言っていたのに。
もう答えは決まっているんです。
仲良くやりたいんです。
愛したいんです。
という前提なのです。
全然、心にも思ってもいないで、口だけで噛み合わない事を言ってしまうと、逆に白けてしまう場合があります。
相手の言葉に嚙合わせるように、そのために、相手の話を聴く事を中心にしてやっていくと、相手と噛み合ってきます。
自分がしゃべることを中心にすると、噛み合わなくなります。
今、私、こうやって質疑応答しているけど、本当は、これは難しいのですよ。
噛み合わないところから出発していくのです。
だから、皆さんの質問からきて、それにまずは答えていることは間違いないわけです。
そこで噛み合ってきて、「そうか。そういう事なのか。」って、わかってくるわけです。
機械でも噛み合わなかったら、クルクル回ってしまうでしょ?
まず機械に合わせて回っていくと、こちらも回ると向こうも回り始めます。
それには、聴くことから出発することが、大事なことです。
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